ヤフーとグーグルで同じワードを検索すると、それぞれ違う結果が表示されるのはご存知の通りですが、ヤフーではYST(ヤフーサーチテクノロジー)を、グーグルはGoogle、msnを運営するマイクロソフトはbingを、と各社が異なる検索エンジンによって順位を決めています。
そこで今回は、外部対策・内部対策について最近の傾向をヤフーとグーグルを比較しつつ何点か挙げてみたいと思います。
グーグルは自サイト内の構造や内容を見て判断・評価するのに対し、ヤフーは重要とされるタグ(Hxやstrongなど)に書かれているワードを評価しているようです。またキーワード出現率もグーグルに比べ重要としているようです。
グーグルは更新頻度と文字数を重視。ヤフーはそれらの要素はあまり考慮していないようです。
グーグルは外部対策(被リンクやディレクトリ登録など)が重要視され、ヤフーは内部対策(ソースコードやキーワードの最適化など)が重視されていると言われていましたが、近年ではグーグルも内部を以前より見るようになっており、ヤフーも外部を重視する傾向が見られます。
グーグルは被リンク元のリンクサイトの数と、更新頻度やページ数・ページランクなどを見て被リンク元の質を判断し、ヤフーは被リンク元のドメインエイジ(ドメインを取得してからの期間)やヤフーカテゴリに登録されているかどうかを重要としているようです。
被リンクについて
ヤフーに比べてグーグルは外部が重視される事や、リンクされるサイト数・更新頻度などが影響してきますが、さらに重要な要素として、リンク元サイトの「関連性」が挙げられます。例えば運営しているサイトが「中古自動車」を販売するサイトだとします。
被リンクサイトがものすごく多くて、その中に有益なサイトが多数含まれていたとしても、中古自動車に関連しないサイト(例えばファッション関連や、健康食品のサイト)からのリンクはあまり評価されません。グーグルはそのサイトの内容を理解して関連があるかを判断する事が出来ます。ヤフーについては上記で触れましたが、古いドメインからのリンクとヤフーカテゴリに登録されているサイトからの評価が高いようです。
SEO対策とは上記のように外部施策・内部施策によって行われ、さらにYahooとGoogleのそれぞれによって対策のコツが違います。ただ、注意しなければいけないのは、あまり施策を施しすぎるとスパム行為(不正行為)としてWEBサイトそのものが検索エンジンで読み取ってもらえなくなることもあります。